エクソソームを血管内に直接投与し、全身に届けることで、血管内皮組織の抗炎症、抗酸化を促進し、弾力のあるしなやかな血管へと導く治療方法です。
新型コロナウイルス感染症の後遺症に対して、改善効果が期待できるとされており、より一層注目を集めています。
‖エクソソームとは
エクソソーム(Exosome)は、細胞から分泌される直径50~150nmの顆粒状の物質です。内部にはマイクロRNA、メッセンジャーRNA、DNAやタンパク質などを含んでいます。
その働きは、細胞から分泌される細胞間シグナル伝達物質の役割を果たしています。
体内の細胞は、エクソソームのやりとりによって情報伝達をしています。
加齢による衰えや、健康の維持増進など様々な影響を与えています。
最近は、エクソソームの働きや機能が判明し始めており、疾患に対する治療や美容に関するアンチエイジングケアとしても注目が集められます。
‖エクソソームの効果
幹細胞培養上澄液に含まれるエクソソームは、体性幹細胞の活性化、血管再生や抗炎症作用などに働きかけています。
エクソソームは、損傷した細胞に集まって傷ついた細胞の修復や老化した細胞を活性化させます。
そのため、抗炎症作用、免疫調整作用や血管再生により難病と言われている疾患の治癒効果があったり、毛髪の再生、肌のターンオーバーが期待できると言われています。
エクソソームは血管や皮膚を再生する効果が高く、さまざまな炎症を抑える効果もあるため、全身に分布している体性幹細胞を活性化し、体の再生を誘導する効果も期待できるのです。
点滴では、全身の中で血管損傷の激しい部位に作用されるといわれているため、身体の中で不調な部位に作用します。
‖エクソソームの種類
エクソソームには、大きく臍帯由来、歯髄由来、脂肪由来とわかれます。
「歯髄」とは、ヒトの歯の中心にある神経です。
固い歯の中にあるため、歯髄の幹細胞は外部からの影響を受けにくく、非常に質がよいとされています。
ヒトの歯の中心にある神経を抜いて、作成されています。
脂肪細胞由来のものは、脂肪の中に含まれる幹細胞です。
HGF(組織再生)の成長因子が多く、免疫抑制能が高いという特徴があります。
臍帯由来とは、女性と赤ちゃんをなぐ組織です。
脂肪由来や歯髄由来と比較して、組織修復、免疫制御、組織治癒、抗炎症作用などにおいて、より優れたエクソソームです。
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