ふくらはぎのボトックス注射は、エラの筋肉にボツリヌストキシン(ボトックス)を注入することで、顔の下顎部の筋肉を一時的に弱めて咬筋の肥大による「エラ張り」を改善する美容治療法です。
顔の輪郭をスリムにしたいという人に適しています。
‖エラボトックス注射と咬筋
咬筋は下顎部に存在する筋肉で、噛むという動作を制御します。
美容の観点からは、咬筋の発達や活動の過剰が顔の形状や外観に影響を与えることがあります。
咬筋が発達が過剰な場合、以下のような美容上の悩みにつながります。
・顔の幅広さ
咬筋の発達により、下顎部が広がり、顔の幅が広く見えることがあります。
特に女性にとって、スリムでシャープな顔の輪郭が望ましい場合、咬筋の発達は望ましくないとされています。
・顔の正面から見たバランスの崩れ
咬筋の発達が偏っている場合、顔の正面から見たときに左右のバランスが崩れることがあります。
片方の咬筋が発達しすぎていると、顔の輪郭が歪んで見える可能性があります。
・顔の正面から見たシルエットの変形
咬筋の発達により、下顎部が張り出して見えることがあります。
この場合、顔の正面から見たときにシルエットが四角く見えるか、角張った印象を与えることがあります。
このようなお悩みの改善を望む場合、エラボトックス注射が一つの選択肢となります。
エラボトックス注射は、咬筋の活動を一時的に抑制することで、顔の輪郭をスリムに見せる効果を期待できます。
‖ボトックス注射とは
ボトックス注射とは、「A型ボツリヌストキシン(天然のタンパク質)」を含有する薬剤を、緊張している筋肉に注入することでその筋肉をリラックスさせシワを軽減する治療です。
ボトックスには、筋肉を収縮させないようにする働きがあり、ワキガ・多汗症治療などのさまざまな症状に使われています。
美容面では、表情ジワや顔のエラなどの気になるところに注射することで、筋肉の収縮を和らげて症状を落ち着かせる働きが期待できます。
また、筋肉の動きを一時的に緩める作用があるので、表情を動かさなくてもできているシワやボリュームをアップさせたい部分に有効です。
‖ボトックス注射の特徴
ボトックスを受けるメリットは3つあります。
1つ目が、注射のみでお悩み改善効果が期待できる点です。
ボトックス注射はメスを使用せず、注射を打つだけの施術です。
切開施術を伴う大掛かりな美容医療ではないため、手術跡や傷が残ったり、後遺症が何年も残ったりするリスクはほとんどありません。
低リスクながらセルフケアでは改善が難しいお悩みにアプローチできるので、顔や体に手を加えることに抵抗意識がある方でも、比較的気軽に受けていただけます。
施術の痛みも過剰に心配する必要はありません。
一般的な予防接種や採血に使用する針が直径0.4~0.7mmに対し、ボトックス注射の針は直径0.2~0.3mm程度と極細です。
注射による痛みは注射針の太さによって左右されます。
そのため、細い針を使用するボトックス注射は、一般的な注射と比べて痛みが少ない傾向にあります。
予防接種などの痛みが問題ない方であれば、ボトックス注射の施術時の痛みについては、心配不必要と言えるでしょう。
2つ目が短時間で効果を得やすいということです。
美容を目的とした施術は、効果を実感できるまでに時間がかかるものも多いです。
施術内容によっては、一度受けただけでは目に見える変化は起こらず、繰り返すことで徐々にお悩みを改善していくのが前提の場合もあります。
そのためたとえ「来週のデートまでにきれいになりたい」といった事情があっても、施術内容や受けるタイミングによっては、希望日までに効果が表れない可能性があります。
ボトックス注射は施術から数日で効果を感じられ、1週間程度でピークに達します。
パーツのボリュームダウンが目的の場合は、筋肉が萎縮するまでの期間はおよそ2〜3週間です。
当然個人差はありますが、美容施術の中では比較的早く、大きな効果を得やすい施術と言えます。
3つ目が、ダウンタイムが短いということです。
ボトックス注射のダウンタイムはほとんどありません。
術後すぐにメイクをして帰ることができ、行動の制限も特にないので、普段と変わらない生活を続けられます。
仕事を休んだり、予定を入れるのを我慢したりする必要は、原則ないと言えるでしょう。一般的な注射全てに言える軽微な副作用として、人によっては内出血や腫れが現れる可能性はあります。
ボトックスは手軽に受けられる点が最大の魅力と言えます。
ボトックスを打つ頻度は、一回目の施術から約2週間~3ヶ月空けて再度施術を受けることができます。
一般的なボトックスの効果持続は、約3~4ヶ月です。半永久的な効果はないため、定期的に施術を受けることができます。
ボトックスは繰り返し打つことで、効果が持続しやすいと言われています。長く効果を発揮させるためにも定期的な施術がおすすめです。
ボトックスの注意事項に気をつけなければ持続が短くなる可能性があります。そのため、施術後、注射部位を触らない、過度な運動・飲酒・入浴は避けるなどしていただく必要があります。
‖エラボトックスの効果
エラボトックス注射には、以下のようなメリットがあります。
・エラ張りの改善
エラボトックス注射は、下顎部の筋肉を弱めることで、エラ張りを軽減する効果があります。
エラボトックス注射によって筋肉の活動が抑制されると、下顎部の角度が緩和され、顔の輪郭がスリムになります。
・顔の輪郭のスリム化
エラボトックス注射は、咬筋をターゲットにすることで、顔の輪郭をスリムに見せる効果があります。
咬筋は発達しすぎると顔が幅広く見えることがありますが、注射によって咬筋の活動が抑制されると、顔の輪郭がシャープになり、顔全体のバランスが改善されます。
・歯ぎしりや食いしばりの改善
注射された筋肉の活動が一時的に弱められることで、歯ぎしりや食いしばりに関連する筋肉の緊張が緩和される可能性があります。
ただし、歯ぎしりや食いしばりの原因は個人によって異なることがあるため、これらの症状を改善するためには、原因の特定や他の治療法(ストレス管理、マウスガードの使用、歯科治療など)が必要となる場合もございます。
・非侵襲的な治療
エラボトックス注射は非侵襲的な治療法であり、手術を必要としないため、リスクや回復期間が比較的少ないです。
注射自体も短時間で行われ、通常は局所麻酔が使用されるため、不快感や痛みも最小限に抑えられます。手術を避けつつ、顔の形状を改善する方法として人気があります。
・早期効果と持続性
エラボトックス注射の効果は、注射後数日から数週間以内に現れます。最大の効果は注射後数週間から数か月にわたって持続し、その後徐々に効果が薄れていきます。
一般的に、効果は3〜6か月程度持続します。効果が薄れたら、追加の注射を行うことで効果を維持することができます。
エラボトックス注射は、個々の患者に合わせてカスタマイズできる治療法です。
診察によって、顔の形状や特定の悩みを評価してもらい、注射の位置と量を調整することで、最適な結果を得ることができます。
‖エラボトックスの注射の流れ
ず、医師が患者の注射部位の状態を評価し、注射するボトックスの量を決定します。
咬筋の大きさや薬剤の効き方など、患者様ひとりひとりの状態により、必要となるボトックスの単位数は変わります。
ボトックスを微細な注射針を使用して筋肉に注入します。
治療を受けた当日からシャワーが可能です。
ただし、当日の入浴、運動やサウナ等はお控え下さい。
一般的には、施術後数日から数週間で効果が現れ、効果の持続期間は個人差がありますが、3〜6ヶ月程度とされています。
ボトックス注射の効果はあくまで一時的なため、効果を持続させるには定期的な施術が必要となります。
安全性と効果を確保するためにも、まずは信頼できる医療専門家に相談し、施術を受けましょう。
‖エラボトックスの治療前に知っておきたいこと
・効果に即効性はなく、少しずつ効果が現れる
エラボトックス注射は、エラの筋肉(咬筋)を萎縮させることで小顔になっていきます。
注射してすぐに筋肉が小さくなるわけではないため、即効性はありません。
エラボトックスが効き始めるのは、注射後2週間からです。徐々にエラが小さくなっていき、小顔効果を実感できるのは約1-3ヶ月後です。
・エラ張りの原因が骨格の場合は効果がない
ボトックス注射が効果があるのは、あくまで筋肉の過緊張によるエラ張りのみです。
エラ張りの原因が下顎骨の張りの場合、エラボトックスを注射しても効果はほとんどありません。
事前の診察で筋肉の動きを見ながら、効果がどの程度見込めるのかご相談させていただきます。
ご予約
WEB、LINEやお電話にてご予約をお取りください。
洗顔
パウダールームをご用意しております。
VISIA撮影
初診の患者様は肌診断機VISIAの撮影をおこないます。
カウンセリング・診察
VISIAの結果も踏まえたカウンセリングと専門の医師による診察をしっかりとおこなったうえで最適な治療をご提案します。ご不明な点などがあれば、お気軽にご相談ください。
施術
お肌の状態を確認しながら施術を行います。片側5分程度です。
次回予約
薬剤の浸透がしっかりと行えているかどうか、確認を行いますので2週間後に再診でお越しいただきます。
一方でボトックス注射は、適切な間隔を空けずに連続で打ち続けると、抗体ができて効き目が弱くなるとも言われています。施術後、想定よりも早く効果が薄れてきても、施術サイクルを勝手に早めてはいけません。
必ず医師に相談し、適切な間隔を空けて施術を受けるようにしてください。
ボトックス注射の効果によって、老化が促進されることはありません。ボトックス注射が効いていた時の状態と、効果が切れて元に戻った状態にギャップがあり、ボトックス注射をやめると急に老けたように感じてしまいます。
また過度な施術によって筋肉が痩せ過ぎることで、もともとあった皮膚が余るような形でたるみ、それが老けて見える原因となる場合もあります。これを防ぐには、たるみが生じないよう配慮した、適切な施術が必要です。
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