エリシスセンスはポテンツァやダーマペンなどの次世代機にあたります。
従来機と比較して改良された部分があるため、それらについて説明します。
エリシスセンス・ポテンツァ・ダーマペン4の比較早見表
まずは比較表をご覧いただいて、それぞれの機器の違いについて、大まかに把握してみてください。
| エリシスセンス | ポテンツァ | ダーマペン4 |
---|
施術時間 | 30~60分 程度 | 60分程度 | 30~60分程度 |
痛み | 少ない~普通 | 痛い | 少ない~普通 |
ダウンタイム | 通常半日~1日程度 | 翌日~3日間
| 3日間~ 1週間 |
施術間隔
| 1~1.5ヶ月 おき | 1~2か月おき | 3週間~ 1ヶ月 |
推奨施術回数 | 5~10回 | 5~10回 | 10~20回程度 |
料金相場 (部位:全顔 回数:1回) | ¥29,250~ ¥60,000 | ¥50,000~ ¥100,000
| ¥19,800~ |
チップ種類 | 複数 (悩みに合わせて使い分け) | 複数 (悩みに合わせて使い分け) | 1種類 |
薬剤の浸透性 | 均一に浸透 | 均一に浸透 | ばらつきあり |
出典:
https://mybc.jp/menu/aesthetic-dermatology/elysian-essence/
ダブルショット機能で副作用と施術時間が抑えられる
従来の機器と違って、エリシスセンスにはダブルショット機能が備わっています。
ダブルショット機能により、1回のショット(肌に針を刺すこと)で、異なる2つの皮膚層に高周波エネルギーを届かせます。
これまでは強いエネルギー波を照射していたところが、同じ量の照射を2層に分けて照射するため、以前よりも効率的に施術することが可能になりました。
従来機よりもダウンタイムや施術時間を短縮させることが可能となりました。
ダウンタイムであれば、ポテンツァだと1〜3日や長ければ2週間かかっていたところ、エリシスセンスでは施術から数日で治ることが多くなりました。
施術時間だと、ポテンツァであれば60分ほどが目安のところ、エリシスセンスでは早ければ30分で済むようになりました。
金メッキニードルによりアレルギー反応を減らす
エリシスセンスのマイクロニードルには金メッキニードルが採用されています。
金メッキニードルは絶縁性能があるため、治療後のアレルギー反応を抑える効果が期待できます。
今までの機械で金属アレルギーが気になっていた方も、エリシスセンスだったら以前よりも受けていただきやすくなりました。
ステップモーター機能で痛みと抵抗感を小さくする
ステップモーター機能は、マイクロニードルが肌に入る時にインパクトを与えることで、痛みや抵抗感を抑えるものです。
痛みだけでなく、施術後の赤みや腫れなどを抑える効果も期待できます。
真空バキューム機能でくまなく施術できる
真空バキューム機能(真空サクション機能)により、エリシスセンスでは今まで施術をしにくかった部位の施術の難易度が下がりました。
肌を吸引しながら施術を行うため、特に目元や首元などの治療が従来機よりも行いやすくなっています。
施術をスムーズに進められるため、施術時間の短縮や患者様の負担を減らすことが可能になりました。
お悩みに合わせて25PINと49PINのニードルチップ使い分けられる
エリシスセンスの先端のニードルチップはお悩みに合わせて使い分けることが可能です。
当院ではエリシスセンスのチップを2種類取り扱っており、以下のように使い分けています。
25PIN…ニキビ跡・毛穴の開き・小じわ・肌のたるみ・ハリの改善など
49PIN…深いシワ・難治性のニキビ・凹凸が大きいクレーター肌など
25PINでは真皮層にのみ、49PINでは真皮層と表皮層にアプローチするため、ダウンタイムは49PINのほうが大きいです。