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マンジャロは、2型糖尿病治療のために国内承認を受けた世界初の持続性 GIP/GLP-1 受容体作動薬です。週1回の皮下注射で血糖コントロールをサポートします。
食事療法や運動療法、既存の経口薬で十分な効果が得られない方に向けて開発され、2022年6月に米国で発売、日本では2023年4月に2.5mg、2023年6月に5mg~15mgの販売が開始されました。
GIPとGLP-1は血糖調整に関与するインクレチンホルモンで、インスリン分泌を促進し血糖値を下げます。初回は2.5mgから投与を開始し、4週間後には5mgへ増量します。一般的には5mgを維持用量とします。
出典:世界初の持続性 GIP/GLP-1 受容体作動薬「マンジャロ」2型糖尿病に対する国内製造販売承認を取得 | 田辺三菱製薬株式会社
出典:GLP-1 ‒ 受容体作動薬の適正使用について
マンジャロは 2 型糖尿病治療薬として承認されていますが、臨床試験において体重減少作用が確認されており、ダイエット目的で関心を持つ方が増えています。
海外の研究では、従来の GLP-1 受容体作動薬(オゼンピック等)より高い減量効果が報告され、最大容量では約 11kg の体重減少が観察された試験もあります。
食事制限や運動だけでは効果が得られにくい方や、リバウンドを繰り返している方に注目されている薬です。ここでは、マンジャロダイエットの効果やなぜ痩せるのかについて解説します。
出典:Efficacy and Safety of Tirzepatide in Type 2 Diabetes and Obesity Management - PubMed

マンジャロは、GIP と GLP-1 という 2 つのホルモン受容体に働きかけ、脳の摂食中枢に信号を送ることで食欲を調整すると考えられています。
これにより、「つい食べ過ぎてしまう」「間食がやめられない」といった方でも、自然と食事量を減らせる可能性があります。
臨床試験でも、マンジャロ投与群では食事量の減少が観察され、体重減少に寄与したと報告されています。無理な食事制限をする必要がないため、ストレスの少ない減量が目指せる点が特徴です。

GLP-1 受容体作動薬の特徴として、胃の排出を遅らせ、食後の満腹感を長時間持続させる働きがあります。
マンジャロも同様のメカニズムを持っているため、少量の食事でも満腹感が続くことで、間食や過食を抑えられる可能性があります。
これにより、「自然に食事量が減る」状態を維持しやすくなり、厳しいカロリー制限に頼らず無理のない減量を実現できるのです。
また、血糖値の急上昇を防ぎ、空腹感の波を緩やかにするため、日常生活に取り入れやすいダイエット方法といえるでしょう。

マンジャロは、血糖コントロールの改善を通じて脂肪代謝に働きかけ、肝脂肪や内臓脂肪の減少につながると考えられています。
GIP 作用によって脂質代謝が活性化し、蓄積された脂肪がエネルギーとして使われやすくなる可能性があります。
適度な運動や食生活の改善を併用することで、より減量効果が期待できるでしょう。
※上記内容は臨床試験結果や論文をもとにした一般的な解説です。効果や副作用には個人差があり、医師の判断・指導を受けて使用してください。

マンジャロ(チルゼパチド)は、2 型糖尿病治療薬として有効性が認められていますが、副作用が報告されています。
主な症状は吐き気、下痢、便秘、腹部不快感、食欲不振などの消化器系の不調で、多くは投与初期に現れやすいとされています。
主な副作用の頻度
5%以上:悪心、便秘、食欲減退
1~5%未満:下痢、腹痛、消化不良
1%未満:胃食道逆流、注射部位反応(腫れ・赤み) ほか
まれに急性膵炎や胆石症、低血糖、アナフィラキシーなど重篤な症状が起こる可能性があるため、強い腹痛や発熱、呼吸困難などの異常を感じた場合は速やかに医師に相談してください。
また、急激な体重減少に伴う栄養不足や脱水症状にも注意が必要です。使用時は医師の指示を厳守し、体調の変化をこまめに報告することが大切です。
出典:2型糖尿病患者における糖尿病治療薬チルゼパチドの有効性と安全性に関する検討
マンジャロは、「グルコース依存症インスリン分泌刺激ポリペプチド(GIP)」と「グルカゴン様ペプチド-1(GLP-1)」の2つの受容体に単一分子として作用する世界初の持続性GIP/GLP-1受容体作動薬です。インスリンの分泌が促進され、効果的に血糖値のコントロールをする仕組みとなっています。

GIPとGLP-1は、もともとヒトの身体のなかに存在するホルモンの1種です。ヒトは、食事を摂ると血糖値が上がります。血糖値が上がると、小腸からGIPとGLP-1が分泌され、すい臓に運ばれます。
マンジャロは、身体の中でGIPとGLP-1と同様の働きをします。すい臓に運ばれたGIPとGLP-1は、インスリンを出すように働きかけます。そして、分泌されたインスリンによって血糖値が下がるのです。マンジャロは、GIPとGLP-1と同じように血糖値が高いときだけ、インスリンを出すように働きかけます。
GLP-1は、もともと体内に存在するホルモンの1種で、食事によって血糖値があがるとインスリン分泌を促し、血糖値を下げようとする働きをします。GLP-1受容体作動薬は、体内でGLP-1と同じように働き、インスリンの分泌を促進する作用があります。
マンジャロは、GLP-1受容体だけでなくGIP 受容体にも作用することから、より強く膵臓に働きかけ、2型糖尿病に対する治療効果が高く期待できるのです。
欧米だけではなく、比較的肥満の少ない日本人を対象とした臨床研究においても体重の改善効果が高いという結果が得られています。
GLP-1受容体作動薬は、脳や胃腸にも広く分布し、食欲抑制作用があります。そのため、食事量の減少による体重減少効果が期待できます。
横浜市立大学附属病院の研究グループに報告された論文では、マンジャロの最大容量である15mgを使用すると、HbA1cは2.83%、体重は9.46 kg減少したことが明らかになっています。
これまでGLP-1受容体作動薬の中で最も効果が高いといわれていた「オゼンピック(セマグルチド)」の最大容量である1mgにおけるHbA1c 2.30%、体重 4.39 kg減少を大幅に上回っています。
マンジャロは、従来の糖尿病治療薬の副作用として心配されていた「低血糖症状」が起こりにくい点も大きな特徴です。
マンジャロが低血糖を起こしにくい理由は、その独特な作用メカニズムにあります。マンジャロはGIP/GLP-1受容体作動薬という新しいタイプの薬剤で、血糖値依存的にインスリン分泌を促進する特徴を持っています。
具体的には、血糖値が高いときにのみインスリンの分泌を促し、血糖値が低いときには作用しないという「血糖値依存的」な働きをします。この仕組みにより、従来のインスリン製剤やスルホニル尿素薬(アマリールなど)と比較して、低血糖のリスクが大幅に軽減されています。
ただし、マンジャロを使用する際には注意すべき状況があります。他の糖尿病薬、特にスルホニル尿素薬やインスリンと併用している場合は、低血糖のリスクが高まる可能性があるため、医師の指示に従ってこれらの薬剤の用量調整が必要です。また、過度の運動を行った場合や食事を抜いた場合にも、血糖値が下がりすぎる可能性があるため注意が必要です。
このように、マンジャロは革新的な作用メカニズムにより低血糖リスクを抑制できる一方で、適切な使用方法と注意深い管理が重要な薬剤といえます。
従来の糖尿病治療は、複数の薬剤の併用が主流であり、効果や費用においても非効率といえる面がありました。マンジャロは、専用の注射器を用いて自分で投与するため、比較的手間が少なく、治療効果が高く期待できるため、安定した治療を進めることが可能です。
容量は、2.5mg、5mg、7.5mg、10mg、12.5mg、15mgと6種類も用意されており、効果や状態に応じて投与量を変更できます。
単剤による治療を行えるため、多剤併用による薬物間の相互作用や副作用が生じるリスクを抑えられる点も大きなメリットだといえるでしょう。従来のダイエット薬よりも、効率的かつ安全に治療を進められます。
従来の糖尿病治療は、複数の薬剤の併用が主流であり、効果や費用においても非効率といえる面がありました。マンジャロは、専用の注射器を用いて自分で投与するため、比較的手間が少なく、治療効果が高く期待できるため、安定した治療を進めることが可能です。
容量は、2.5mg、5mg、7.5mg、10mg、12.5mg、15mgと6種類も用意されており、効果や状態に応じて投与量を変更できます。
単剤による治療を行えるため、多剤併用による薬物間の相互作用や副作用が生じるリスクを抑えられる点も大きなメリットだといえるでしょう。従来のダイエット薬よりも、効率的かつ安全に治療を進められます。
マンジャロ(チルゼパチド)では、まれに重大な副作用が報告されています。特に注意すべきは、低血糖・急性膵炎・胆嚢炎・胆管炎・胆汁うっ滞性黄疸・アナフィラキシー・血管性浮腫です。
低血糖は、強い空腹感や冷汗、動悸、手の震え、めまいなどの症状が出ることがあり、糖質摂取で速やかに対処する必要があります。
急性膵炎は嘔吐を伴う激しい腹痛が特徴で、発症が疑われる場合は直ちに投与を中止し、医師に相談をしてください。
また、胆石や胆嚢炎など胆道系の障害も発生することがあり、腹痛など異常を感じた際は画像検査等による精査が求められます。
これらの副作用は頻度は低いものの、重篤化する可能性があるため、投与中は体調変化を注意深く観察し、異常があればすぐに医療機関へ相談することが重要です。
出典:マンジャロ ® (チルゼパチド)
| 副作用の種類 | 主な症状(例) | 発現頻度(目安) | 対応の目安 |
|---|---|---|---|
| 低血糖 | 強い空腹感、冷汗、動悸、手足の震え | ― (SU薬併用時上昇) | 糖質摂取・速やかな対応 |
| 急性膵炎 | 嘔吐を伴う激しい上腹部痛 | 0.1%未満 | 投与中止・医療機関受診 |
| 胆嚢炎・胆管炎・ 胆汁うっ滞性黄疸 | 右上腹部痛、黄疸、発熱 | 胆嚢炎:0.1%未満、 他は頻度不明 | 画像検査・原因精査 |
| アナフィラキシー | じんましん、呼吸困難 | ― | 救急対応・投与中止 |
| 血管性浮腫 | 顔や喉の腫れ、呼吸困難 | ― | 医療機関受診 |
マンジャロ投与中は、吐き気や下痢、便秘などの胃腸症状や低血糖が起こることがあります。胃腸症状は初回投与や増量時に起こりやすく、少量ずつ食べる・脂っこい食事を避けるなどの工夫が必要です。
低血糖症状(冷汗、手の震え、強い空腹感など)が現れた場合は、ブドウ糖や砂糖水を摂取し速やかに血糖を回復させます。
激しい腹痛や嘔吐が続く場合は急性膵炎の可能性があるため直ちに投与を中止し、医師に連絡してください。
また、息苦しさや顔の腫れなどアナフィラキシー反応が疑われる場合は救急受診が必要です。副作用を自己判断で放置せず、症状が改善しない場合や重篤な兆候があれば早急に主治医へ相談しましょう。
| 副作用症状 | 対処法 |
|---|---|
| 吐き気・下痢 | 食事量を少なく分ける、脂肪の多い食事を避ける |
| 便秘 | 水分・食物繊維を多めに摂取、軽い運動 |
| 低血糖(冷汗・震え) | ブドウ糖10g、ジュース150mLなどで血糖補給 |
| 激しい腹痛・嘔吐 | 急性膵炎の可能性、投与中止し医師へ連絡 |
| 顔や喉の腫れ・呼吸困難 | アナフィラキシーの疑い、救急要請 |










マンジャロは品質を維持するため、必ず適切な温度・環境で保管する必要があります。
冷蔵庫(2~8°C)に入れ、光を避けて保存してください。凍結すると薬の成分が変質するおそれがあるため、凍らせないよう注意します。
やむを得ず室温で保管する場合は、30°Cを超えない場所で外箱から出さずに保存し、21 日以内に使用することが推奨されます。乳幼児や小児の手が届かない場所に保管しましょう。

保管時には以下の点に注意が必要です。
・冷凍庫に入れない(凍結禁止)
・高温多湿や直射日光を避ける
・室温保管時は 21 日以内に使用
・使用期限を必ず確認
・外箱から出さずに保存する
また、薬剤は他の食品と混在させないように工夫しましょう。誤飲防止のため、家庭内で保管場所を明確にし、開封後はできるだけ早めに使用してください。
出典:マンジャロ ( チルゼパチド ) | 医療関係者向け ‒ 日本イーライリリー株式会社
出典:マンジャロ皮下注 5mg アテオス | くすりのしおり : 患者向け情報。

アテオスは、一部ガラスで製造されているため、丁寧に扱う必要があります。硬い床や地面に落としてしまった場合は、使用せずに新しいアテオスを使うようにしましょう。

マンジャロ(チルゼパチド)の使用期限は、保管条件によって異なります。冷蔵庫(2~8°C)で光を避けて保存した場合、使用期限はおおむね 24 ヵ月とされています。
外箱には有効期限が印字されているため、必ず確認してから使用しましょう。一方、室温(30°C以下)で保存する場合は、遮光状態を保ちながら 21 日以内に使用する必要があります。
外箱から出すと遮光効果が失われるため、ビニール外装を外さないことが重要です。適切な保管で薬の品質を維持しましょう。
出典:マンジャロ(チルゼパチド)の使用期限は? | 医療関係者向け ‒ 日本イーライリリー株式会社

マンジャロ注射は、皮下に週 1 回投与します。主な注射部位は「腹部」「太もも」「上腕(肩から肘の間)」の 3 か所です。
自分で打つ場合は腹部または太ももが適しており、他者に補助してもらう際は上腕部でも可能です。
毎回同じ場所に打ち続けると皮膚が硬くなったり、吸収が不均一になる恐れがあるため、少しずつ位置をずらしてローテーションすることが推奨されます。
皮下脂肪が十分ある場所を選び、注射前にはアルコール綿で消毒を行うと感染予防につながります。また、痛みを軽減するためにリラックスした状態で皮膚を軽くつまみ、垂直に刺すのがコツです。
| 注射部位 | 特徴・注意点 |
|---|---|
| 腹部 | 自分で打ちやすい |
| 太もも | 座った状態だと打ちやすい、表面を軽くつまむ |
| 上腕(外側) | 他者に打ってもらう場合に適する、自分での注射はやや難しい |
マンジャロ(チルゼパチド)は、週 1 回の皮下注射で使用されます。投与は通常、2.5mg から開始し、4 週間後に 5mg へ増量します。その後は血糖コントロールの状況や副作用の有無に応じて、4 週間以上の間隔を空けて 2.5mg ずつ増量します。最大 15mg まで調整可能です。
必ず医師の指示のもと、同じ曜日に投与しなければなりません。投与を忘れた場合は、次回まで 72 時間以上ある場合のみ速やかに投与し、72 時間未満なら次回投与まで待機します。
| ステップ | 投与量 | 投与期間 | 備考 |
|---|---|---|---|
| 初期投与 | 2.5mg | 4週間 | 副作用への慣れを考慮し少量から開始 |
| 維持投与 | 5mg | 4週間以上 | 効果を見て必要に応じて増量 |
| 追加増量 | 7.5mg → 10mg → 12.5mg → 15mg | 各段階 4週間以上 | 最大投与量は15mg |
マンジャロの投与は 2.5mg から開始され、4 週間継続して体を慣らします。この用量は初期の副作用を抑えるために設定されており、血糖コントロールの効果は限定的ですが、安全性を重視した導入段階です。
2.5mg 終了後、患者様の体調や効果を確認して 5mg に増量される傾向にあります。
2.5mg の初期段階を終えた後、標準的な維持用量として週 1 回 5mg が投与されます。
臨床試験でも多くの患者様において、血糖コントロールと体重減少効果が認められた用量です。副作用が比較的軽度で、長期的に安定した管理を行うための基本用量とされています。
出典:マンジャロ (チルゼパチド)マンジャロと一緒に目指す HbA1c 目標値 | 医療関係者向け ‒ 日本イーライリリー株式会社
5mgで血糖コントロールが不十分な場合に、4週間以上の期間を空けて7.5mgに増量します。
中間段階の用量として、副作用リスクを確認しながら慎重に調整する必要があります。特に胃腸症状や体重減少が顕著な場合は、増量を見合わせることがあります。
10mgはさらに血糖改善が必要な患者様に投与されます。7.5mgから4週間以上の間隔を置いて増量し、忍容性を確認することが重要です。
臨床試験では高い血糖コントロール効果が確認されていますが、胃腸障害や食欲減退の頻度が増す傾向があります。
10mgで十分な効果が得られない場合、12.5mgへ増量を検討します。
副作用の発現率が上がるため、投与後の体調変化を特に注意深く観察することが大切です。増量時は必ず医師の指導の下で行い、症状に応じて用量を調整します。
15mgはマンジャロの最大用量で、重度の血糖コントロールが必要な患者様に使用されます。
臨床試験で顕著な血糖改善と体重減少効果が示されていますが、副作用の発生率も高まるため、使用には慎重な観察と定期的な検査が不可欠です。
マンジャロの投与時に針の感触や痛みがなくても、薬液の漏れがなく、注入器の透明部分に灰色のゴムピストンが見えていれば投与は正しく行われています。
また、注射完了の目安として「2回目のカチッ」という音が確認されますが、音がなくても底面をしっかり皮膚に当てたまま10秒間押し続ければ問題ありません。
・確認ポイント
・注入器の透明部分に灰色のゴムピストンが見える
・薬液の漏れがない
・注入ボタンを押して10秒待った
失敗が疑われる場合は再度注射をせず、必ず医師や薬剤師に相談しましょう。

出典:マンジャロ(チルゼパチド)を打ち忘れた際の対処法は? | 医療関係者向け – 日本イーライリリー株式会社
マンジャロの投与を忘れたときは、次回予定日までの間隔が 3 日(72 時間)以上空いていれば、気づいた時点ですぐに投与し、その後は元の曜日に戻して打ちます。
次回投与日まで 72 時間未満の場合は、無理に打たずに次の予定日に合わせて再開してください。
2 回分をまとめて打つことは控えてください。週 1 回の使用であるため、スケジュールを管理するリマインダーシールやアプリなどを活用するのもおすすめです。
マンジャロは皮下注射タイプの薬剤で、針が細いため強い痛みを感じることは少ないとされています。ただし、注射部位や体調によってはチクッとした痛みや軽い腫れ、赤みが出ることがあります。
注射時の不快感を和らげるためには、腹部や太ももなど柔らかい部位に打ち、毎回注射位置を少しずつずらすことが推奨されます。
また、冷たい状態で注射すると痛みを感じやすくなるため、使用前に常温へ戻すと良いかもしれません。
2025 年 5 月に医学誌『New England Journal of Medicine(NEJM)』に掲載された第 III 相試験「SURMOUNT-5」では、チルゼパチド(商品名:マンジャロ)は週1回15mg投与で、18 か月間に平均約 23.2%の体重減少を達成し、従来のGLP-1受容体作動薬よりも高い減量効果が示されました。
また、2025年4月の欧州肥満学会(ECO2025)では、別試験の3年追跡で大部分の患者が体重減少を維持していたと報告されています。以下は試験で確認された減量効果の例です。
| 用量 (週1回) | 体重減少 割合 | 期間 | 試験名 |
|---|---|---|---|
| 5mg | 約-15% | 18か月 | SURMOUNT-5 |
| 10mg | 約-20% | 18か月 | SURMOUNT-5 |
| 15mg | 約 -23.2% | 18か月 | SURMOUNT-5 |
| 10~15mg | 減量維持◎ | 3年 | SURMOUNT-1 延長 |
※上記は肥満症対象の試験結果であり、糖尿病治療目的での減量効果とは異なる場合があります。
※効果には個人差があり、すべての方に同様の結果が得られるとは限りません。
出典:SURMOUNT-5 試験
出典:Wegovy®*は大幅な体重減少を達成する前であっても早期から心疾患を予防する
2025年3月発行の『New England Journal of Medicine(NEJM)』によると、SURMOUNT-1試験の3年間追跡結果では、チルゼパチド(マンジャロ)を継続投与した肥満者は体重が平均12~20%減少し、その効果は176週まで持続していました。
| 用量(週1回) | 176週時の 体重変化率 | 休薬17週後の 糖尿病発症率 |
|---|---|---|
| 5mg | -12.3% | 2.4% |
| 10mg | -18.7% | 2.4% |
| 15mg | -19.7% | 2.4% |
| プラセボ | -1.3% | 13.7% |
※上記はNEJM 2025年3月号に掲載されたSURMOUNT-1試験の結果です。
※効果には個人差があり、すべての方に同様の結果が得られるとは限りません。
さらに、投与終了後17週間経過しても、プラセボ群と比べて2型糖尿病への進展リスクは顕著に低いままで、体重の大幅なリバウンドは報告されていません。
リバウンドを最小化するには、投与中の生活習慣改善(食事・運動)と、医師の管理下での継続的ケアが重要とされています。
出典:肥満治療と糖尿病予防のためのチルゼパチド | 日本語アブストラクト

当院では、マンジャロの処方を含むオンライン診療を自宅から受けられます。医師の診察を通じて、マンジャロをはじめとしたダイエット治療薬やドクターズコスメ、AGA・ED 治療薬などを自費診療として処方可能です。
診療は「Google Meet」を用いてスマートフォンや PC で完結し、予約・診察・決済まですべてオンライン上で行われます。
診察後、処方されたマンジャロは自宅に配送されるため、通院の負担を減らし、継続的な血糖・体重管理をスムーズに行えるのが大きな特徴です。
当院でオンライン診療を通じてマンジャロの処方を受けられる場合の流れをご紹介します。
スマホや PC から予約・診察・配送まで完結するため、忙しい方や周囲の目が気になる方でも自宅にいながら治療を始められます。

当院の予約ページから、希望日時を選択しオンライン診療を申し込みます。申込みフォームに必要事項を入力して送信すると、診療日程が確定します。

当院では、ビデオ通話やチャットを用いて、医師が現在の健康状態や治療目的を確認します。診察料は無料です。

問診後、マンジャロを患者様のご自宅に郵送いたします。配送には別途送料が発生します。受け取り後すぐに治療を開始できます。
※配送料は3,300 円(税込)です。

マンジャロをオンライン診療で処方してもらう場合、いくつかの注意点があります。まず、薬は自宅に郵送されるため送料(3,300 円)が別途発生します。
また、自己注射タイプの薬剤であるため、オンラインだけでは十分な操作指導が受けられない場合があります。初回は必ず医療従事者の指導を受け、投与方法や副作用への対応を理解することが大切です。
さらに、使用後の針は感染防止の観点から医療機関指定の方法で処分する必要があり、廃棄方法も事前に確認しておくことが推奨されます。



初診の場合、ご本人様確認のため、身分証のご提示をお願いしております。また、詳しいご相談内容やアレルギー、服用している薬などを把握するために問診票のご記入もお願いしております。

カウンセリング後にお悩みやご希望を近藤院長がしっかりと丁寧にヒアリングします。血液検査などを行い、薬剤の処方が必要な場合は処方箋を発行します。
なお、私たちは無理な勧誘や押し売りは一切いたしません。治療プランにご納得頂いた場合のみ、施術をすすめてまいります。

お支払い方法は、各種クレジットカードの他、医療機関専用のメディカルローンのお取り扱いもございます。
※オンライン診療の場合はオンライン決済のみがご利用いただけます。

【医療ローンの審査に必要な書類】
・身分証明書
(運転免許証・保険証・パスポート・学生証明書 など)
・銀行印
・ご指定口座の控え
・お勤め先の情報(アルバイト・パートも同様




ウンセリング後にお悩みやご希望を近藤院長がしっかりと丁寧にヒアリングします。血液検査などを行い、薬剤の処方が必要な場合は処方箋を発行します。
なお、私たちは無理な勧誘や押し売りは一切いたしません。治療プランにご納得頂いた場合のみ、施術をすすめてまいります。

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| 総称名 | マンジャロ |
|---|---|
| 一般名 | チルゼパチド |
| 医薬品名 | マンジャロ(一般名:チルゼパチド) |
| 承認状況 | 本剤は日本において2型糖尿病の治療薬として承認されていますが、肥満症治療・ダイエット目的での使用は現時点で承認されておらず、いわゆる「承認外使用(適応外使用)」となります。
そのため、この目的での使用にあたっては、医師の責任において十分な説明と同意(インフォームド・コンセント)を得たうえで行われます。 |
| 主な副作用とリスク | 胃腸障害:吐き気、下痢、便秘、腹痛など 低血糖:特に糖尿病治療薬との併用時に注意 食欲減退による栄養不足 甲状腺腫瘍の可能性(動物試験で報告) 急性膵炎のリスク(極めて稀) ※副作用の頻度や重症度には個人差があります。 |
| 同一効能の 国内承認薬の有無 |
現在、日本で肥満症そのものに対して正式に承認されている薬剤は以下の通りです: ウゴービ(セマグルチド):GLP-1受容体作動薬で2023年に肥満症治療薬として承認 その他、サノレックス(マジンドール)は特定の高度肥満症患者に対して限定的に承認済 |
| 入手経路 | マンジャロを肥満治療目的で使用する場合、日本国内では一部の自由診療クリニックなどを通じて個人輸入や特例的に使用されるケースがあります。 使用に際しては、医師の管理下で、適応外使用であることを理解したうえで慎重に判断する必要があります。 |
| 効果・効能 | 2型糖尿病、体重減少作用 |
| 用法・用量 | 週1回5mgを維持用量 ※週1回2.5mgから開始し、4週間投与した後、週1回5mgに増量 |
| 注意すべき副作用 | 嘔吐 、 腹痛 、 悪心 、 下痢 、 便秘 、 消化不良 、 食欲減退 、 心拍数増加 、 低血圧 、 血圧低下 |
| 投与できない方 | ・甲状腺髄様がん(MTC)の家族歴(禁忌) ・MEN2(多発性内分泌腫瘍症2型) ・1型糖尿病である ・妊娠中・授乳中 ・がんの治療中、または既往がある ・心臓や腎臓の機能が低下している ・膵臓に異常がある ・甲状腺疾患がある ・重度の胃腸障害がある ・脳下垂体機能不全、または副腎機能不全 |
| 禁忌 | ・本剤の成分に対し過敏症の既往歴のある患者様 ・糖尿病性ケトアシドーシス、糖尿病性昏睡又は前昏睡、1型糖尿病の患者様(インスリン製剤による速やかな治療が必須となるので、本剤を投与すべきでない。) ・重症感染症、手術等の緊急の場合(インスリン製剤による血糖管理が望まれるので、本剤の投与は適さない。) |
| 添付文書 | 2.禁忌(次の患者には投与しないこと) 3.組成・性状 4.効能又は効果 5.効能又は効果に関連する |
マンジャロ(一般名:チルゼパチド)の添付文書では、効能効果、用法用量、保存方法、副作用、相互作用などが詳細に記載されており、適正な使用に欠かせない情報がまとめられています。
ここでは、添付文書の情報をもとに、マンジャロの発売日や薬価などを分かりやすくまとめます。
| 項目 | 内容 |
|---|---|
| 薬効分類 | 持続性 GIP/GLP-1 受容体作動薬 (週1回注射) |
| 効能・効果 | 2型糖尿病 (食事・運動療法で不十分な場合に使用) |
| 発売日 | 米国:2022年6月 日本:2023年4月(2.5mg)、2023年6月(5mg〜15mg) |
| 保存方法 | 2~8℃で保存(冷凍不可)、有効期間24か月 |
| 投与方法 | 通常は2.5mgから開始し、4週間後に5mgへ増量。最大15mgまで段階的に増量可能 |
| 用法の注意点 | 同じ曜日に週1回投与。投与忘れ時は72時間以内であれば速やかに投与し、72時間を超過したら次回まで待つ |
マンジャロ(チルゼパチド注射液)の薬価は以下の通りですが、実際に病院で処方される際は診察料・処方箋料・調剤料などが加算されるため、患者様の負担額は薬価より高くなります。
自由診療の場合、1 回あたり 15,000~38,000 円前後 が相場とされています。(用量や医療機関の設定による)なお、マンジャロの規制区分は処方箋医薬品に分類され、必ず医師の指導のもとで使用しなければなりません。
| 規格(マンジャロ皮下注アテオス) |
|---|
| 2.5mg |
| 5mg |
| 7.5mg |
| 10mg |
| 12.5mg |
| 15mg |
マンジャロ(チルゼパチド)を個人輸入する行為は、健康被害や法的リスクがあるため非常に危険です。
海外通販サイトには正規品でない模倣薬や成分が異なる製品が多く流通しており、品質・安全性が保証されません。
また、個人輸入代行業者を利用しても、国内で承認されていない薬剤の使用は副作用発生時に医療機関での適切な対応が困難になる恐れがあります。購入時のトラブルや詐欺被害も少なくありません。
医師の診断や用量調整なしで使用すると、低血糖や急性膵炎など重篤な副作用を招く可能性があるので、医療機関で診察・処方を受けることが推奨されます。

マンジャロ(チルゼパチド)とロキソニン(ロキソプロフェン)の直接的な相互作用は添付文書では報告されていません。
しかし、ロキソニンは消化器への負担や腎機能への影響があるため、嘔吐・下痢などマンジャロの副作用と重なる場合、脱水や腎障害のリスクが高まる可能性があります。
特に腎機能が低下している方や高齢者は注意が必要です。マンジャロとロキソニンを併用する際は自己判断を避け、必ず医師や薬剤師に相談してください。
| 次の投与日までの日数 | 対応 |
| 次の投与予定日まで3日(72時間)以上 | すぐに投与 |
| 次の投与予定日まで3日(72時間)未満 | 忘れた分をとばして 次の投与予定日に投与 |

| 販売名 | マンジャロ®皮下注2.5mgアテオス® マンジャロ®皮下注5mgアテオス® マンジャロ®皮下注7.5mgアテオス® マンジャロ®皮下注10mgアテオス® マンジャロ®皮下注12.5mgアテオス® マンジャロ®皮下注15mgアテオス® |
| 一般名 | チルゼパチド |
| 効能・効果 | 2型糖尿病 |
| 用法・用量 | 週1回5mg、皮下注射 ※週1回2.5mgから開始し、4週間投与したあとで週1回5mgに増量する 最大用量は週1回15mgまで |
| 製造販売承認取得日 | 2022年9月26日 |
銀座駅C3出口からの行き方
①銀座駅C3出口を出てすぐ右折します。
②直進し、横断歩道を左折し渡ります。
③横断歩道を渡ったら右折し、直進すると、左手にMYビューティクリニックの入っているビルが あります。
④4FがMYビューティクリニックです。
銀座駅B7出口からの行き方
①銀座駅B7出口を出て左折します。
②横断歩道手前を左折します。
③横断歩道を渡ったら右折し、直進すると、左手にMYビューティクリニックの入っているビルが あります。
④4FがMYビューティクリニックです。
Supervising Doctor

美容医療を通じて美しさを最大限引き出し、皆様を笑顔にすることが私のポリシーです。年齢を重ねることでシワ・たるみなどのエイジングが生じます。
しかし、お一人おひとりによってご状態やライフスタイルは異なります。
画一的な治療ではなく、解剖学に基づいた最適なオーダーメイド・アンチエイジング治療をご提供しております。
医師 近藤 紀子
INFORMATION
診療時間
■午前 10時~14時(13時30分最終受付)
■午後 15時~19時(17時45分最終受付)
所在地
〒104-0061
東京都中央区銀座 7-4-15 RBM銀座ビル4階
最寄駅
東京メトロ銀座線・丸ノ内線・日比谷線
銀座駅 B7・B9・C3出入口 徒歩4分
お問合せ
電話番号 03-6228-5707