「顔の脂肪吸引で小顔になりたい」
「少しだけ取り除いてフェイスラインを整えてほしい」
「どれだけダイエットしても頬・顎・エラ周りが落ちない」
このような方には脂肪吸引よりも、脂肪吸引注射のほうが適している場合があります。
脂肪吸引と脂肪吸引注射の違い
(治療内容)
脂肪吸引では3〜5mmほどのカニューレ(管)を使いますが、脂肪吸引注射では1.6mmほどの細い管を使用します。
これにより吸引できる脂肪の量は脂肪吸引注射のほうが少ないのですが、副作用やダウンタイムなど、体への負担も脂肪吸引よりも小さくなります。
吸引量の目安としては、脂肪吸引だと30〜100ccに対して、脂肪吸引注射は10〜20ccです。
そのため、脂肪吸引注射はダウンタイムで安静な時間を取るのが難しい方や顔などの小さな変化だけでも十分だと考える方、脂肪を取り除いたことをバレにくくしたい方に向いています。
一方で、体の大きな部位の脂肪吸引を考えている方には、脂肪吸引注射では吸引量が少ないことから、不向きであることが多いでしょう。
費用感も脂肪吸引注射のほうが経済的であることが多いです。
脂肪吸引注射の副作用・ダウンタイム・
リスク・注意点
脂肪吸引注射では以下のような副作用が現れます。
- ・腫れ
- ・内出血
- ・むくみ
- ・赤み
- ・アザ
- ・筋肉痛のような痛み
- ・倦怠感
- ・熱感 / 発熱
- ・頭痛
- ・蕁麻疹
- ・痒み
- ・咳
- ・冷や汗
- ・胸痛
- ・吸引部の硬化
- ・皮膚が凹凸になる
- ・施術箇所の知覚麻痺や痺れ
- ・色素沈着
- ・傷跡からの感染症
脂肪吸引の例ですが、脂肪が血管につまる脂肪塞栓、カニューレ操作のミスによる臓器損傷、麻酔による事故、などによって死亡につながる事例が報告されています。
また、北九州ではあごの脂肪吸引後に内出血によって気道閉塞が起こり、医師のフォローアップミスによる死亡につながった例もありました。
以上にない予期せぬ副作用が起こるリスクもあります。
脂肪吸引注射のダウンタイムは、数日〜1週間ほど、長くて約2週間であることが多いです。
吸引には脂肪吸引よりも細い針を用いるため、ダウンタイムが短くなる傾向にあります。
注意事項は以下の通りです。
・仕上がりに満足いただけない可能性がある
・吸引はあごのすぐ下や裏と耳たぶ周辺や耳裏から行う
・喫煙 / 飲酒 / 運動 /サウナは術後から1週間や
ダウンタイムが治るまで控える必要がある
メイクは当日から可能で、フェイスバンドによる圧迫固定などは基本的に不要です。
当院では顎のすぐ下や少し裏あたり、また、耳の裏あたりから注射による脂肪吸引を行います。
吸引のための注射で傷口は日常生活で目立ちにくい部位にできることになりますが、保護テープでより周りからはわかりづらくできます。
ダウンタイムの治りを妨げないように、飲酒や運動などの血行が良くなりすぎる動作や、喫煙などの血行が阻害されるような行動は控える必要があります。
また、脂肪吸引注射を受けられない方は以下の通りです。
・妊娠中の方
・心筋梗塞や脳梗塞の既往のある方
・糖尿病の方
・ステロイドを内服中の方
・脂肪の量が極端に多い方
・生活習慣病をお持ちの方
・麻酔の成分にアレルギーがある方
・保護者の同意書がない18歳未満の方
・貧血の方
上記以外でも医師の判断によりお断りするか、他に適切と考えられる施術についてお話しさせていただく場合があります。
脂肪吸引注射の費用
MYビューティクリニックでの脂肪吸引注射の費用は以下の通りです。
保険適用外の自由診療となります。
▶ジョール、メーラー※
¥66,000(税込)
※ジョールは広角周りの脂肪のことで、メーラーはほうれい線の上にある頬の脂肪のことです
▶頬、フェイスライン、顎
¥110,000(税込)