電話予約
受付時間 10:00-17:45
サクション法は吸引法やシェービング法とも呼ばれているワキガ治療の一種です。
ワキガ(腋臭症:えきしゅうしょう)の治療には外用剤・レーザー・制汗スプレー・クリームなどを用いる保存的治療と、臭いの程度が強い時に行われる外科的治療があります。
外科的治療のなかでも、切開の幅が小さく、ワキガの原因となるアポクリン腺を吸い取る方法がサクション法です。
サクション法(吸引法)は、ワキガで悩む方のなかでも、塗り薬やレーザーで治療効果が得られなかった方、外科的治療を考えている方、日頃ノースリーブや水着を着る方の対策に向いています。
サクション法以外で外科的治療で代表的なものには、重度のワキガの方向けに、目視でアポクリン腺を切除する皮弁法(剪除法)があります。
アポクリン腺が見えない状態で吸引を行うサクション法と比較すると、効果やその持続期間においては皮弁法のほうにメリットがあるのは事実です。
一方で、切開の幅においては、皮弁法は4cmほどなのに対し、サクション法は数mmと小さく、傷跡が目立つ心配が少ないです。
また、費用は保険適用の有無によって異なるものの、どちらも自由診療であればサクション法のほうが経済的である傾向にあります。
総じて、サクション法はワキガの外科的治療のなかでも、身体的・経済的な負担が抑えられた治療を選びたい方におすすめな方法といえるでしょう。
ワキガ治療に限らず、脂肪吸引ではリポサクション法、輪郭の整形ではフェイスリポサクション法などがあります。
クリニックや医院によって治療方法の名称が異なるケースがありますが、「サクション」というワードが含まれる場合は吸引を行うものである場合が多いです。
手術の名称に惑わされず、内容の理解は確実にしておきましょう。
サクション法では麻酔下で脇に数mmの切開を行い、臭いの原因となっているアポクリン腺をカニューレという器具で吸引します。
吸引するのは、ワキガの原因として考えられているアポクリン腺です。
ワキガとは、皮膚にあるエクリン腺とアポクリン腺と呼ばれる2種類の汗腺のうち、アポクリン腺からの汗に含まれる脂質やタンパク質が皮膚表面の細菌によって分解されることで、特徴的な匂いが発生する症状のことです。
アポクリン腺の多くは真皮よりも深部にある脂肪層に存在しているため、サクション法により吸引することが可能です。
サクション法ではこのような仕組みで、臭いの原因に直接アプローチすることができます。
サクション法では脇の下の切開が数mmほどと小さいため、手術痕の治りが早くダウンタイムが短いです。
そのため、日常生活に大きな影響を及ぼしたくない方にも適した施術といえるでしょう。
一方で、目視でアポクリン腺を取り除く施術ではなく、皮膚表面に近いアポクリン腺は吸引仕切れないという特徴もあります。
重度のワキガにおいては、残ったアポクリン腺が原因で臭いの再発が起こりやすいため、治療効果の高さや持続期間においては皮弁法のほうが優れていると考えられています。
サクション法は、皮弁法よりも体への負担が小さいですが、期待される効果も皮弁法より小さくなると認識しておくと良いでしょう。
所要時間 | 約40分 |
---|---|
痛み | 痛みを感じる場合があります。 局所麻酔をした状態で手術をするため、痛みに配慮した状態で行います。 |
入浴 | 術後3日間は下半身(包帯がない部分のみ)、術後7日〜10日の抜糸後は強い力は加えずに石鹸などで洗浄可能です。 |
通院回数 | 手術当日・手術から3日後・手術から7日〜10日後 |
麻酔 | 手術中は局所麻酔を行います。 |
ダウンタイム・副作用 | ・抜糸まで7日〜10日ほどかかります。 ・それまでは重い荷物を持つことや脇を開く動作は避けていただく必要があります。 ・手術部位の色素沈着、赤み、水ぶくれ、内出血、かぶれ、感染症、脱毛などが起こる場合があります。 ・手術後を不衛生な手で触ると以上のような副作用につながる場合があります。 |
治療が受けられない方 | ・術後7日〜10日ほどの安静期間を取れない方 ・傷跡が気になる方 ・感染症、脱毛、かぶれなどのリスクが気になる方 ・高血圧、心臓病、糖尿病など持病をお持ちの方 ・妊娠中や妊娠の可能性がある方、妊娠を計画中の方など 個人の状態によって、別の治療を推奨する場合がございます。 |
Supervising Doctor
経歴
資格等
INFORMATION
診療時間
■午前 10時~14時(13時30分最終受付)
■午後 15時~19時(17時45分最終受付)
所在地
〒104-0061
東京都中央区銀座 7-4-15 RBM銀座ビル4階
最寄駅
東京メトロ銀座線・丸ノ内線・日比谷線
銀座駅 B9出入口 徒歩4分
お問合せ
電話番号 03-6228-5707