ニキビ跡を治すには、市販薬や医療機関で処方される内服薬、外用薬、美容医療機器を用いた治療などさまざまな選択肢があります。
また、ひと口に「ニキビ跡」といっても、赤みを帯びているものや色素沈着を起こしているもの、クレーターのように凹凸ができている重度な状態など症状によって異なるため、肌状態に適した治療法を選ばなければなりません。
この記事では、最適な治療を選択するために、ニキビ跡の種類や治療法について解説します。
併せて、ニキビ跡治療の保険適用や料金、副作用についてもまとめたので、気になる項目からご覧ください。
ニキビ跡治療の保険適用について
美容医療機器を用いたニキビ跡の治療は、基本的に保険適用外です。症状が比較的軽い赤みや色素沈着などのニキビ跡であれば、半年〜1年ほどで自然に消失します。
一方で、クレーターやケロイドのように肌に凹凸がある場合は、自然な消失は見込めません。市販薬などを使用して、自力で綺麗に消すことは難しいでしょう。
ニキビ跡が残ることを防ぐために、美容医療機器を用いた施術を受けることを推奨します。一般的に美容医療機器を使用したニキビ跡治療は、保険適用外ですが、ニキビ跡の症状に合わせた柔軟な施術を受けられます。
【美容医療機器】ニキビ跡の
治療方法と料金
美容医療機器を用いた院内治療の方法をご紹介します。美容医療機器を使用したニキビ跡の治療は、ほかの内服薬や外用薬、ホームケアよりも早い段階での改善が期待できます。
また、ニキビ跡の改善効果に加え、ターンオーバーを促し、ツヤやハリ感のある美肌へと導けることも魅力の1つです。
エリシスセンス
(マイクロニードルRF)
エリシスセンスは、マイクロニードルを皮膚の真皮層へ挿入し、高周波エネルギーを照射することで、肌の創傷治癒力が高まり、ニキビ跡の改善効果が見込める治療です。
エリシスセンスは「ポテンツァの次世代機器」と呼ばれている最新の美肌治療になります。ポテンツァやダーマペンよりも痛みやダウンタイムを抑えながら、優れた美肌効果を実感できるため多くの注目を集めています。
エリシスセンスは、ドラッグデリバリーシステムによって、薬剤を皮膚の内部に浸透させられることが特徴です。薬剤は、肌の状態やなりたい肌質にあわせて医師と相談しながら選べます。
ニキビ跡の改善に効果的な「ビタミンC」や「BENEV成長因子」を肌に届けることで赤みや色素沈着、クレーター状の凹凸を改善し、滑らかな美肌へと導くことができるでしょう。
▼ エリシスセンス(マイクロニードルRF)の概要
所要時間 | 60~90分程度 |
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痛み | 少ない~普通 |
メイク | 当日~翌日 |
通院回数 | 1~1.5ヶ月おき |
ダウンタイム・副作用 | 当日~2,3日 |
治療を受けられない方 |
その他お客様の肌の状態によっては医師の判断により施術をお断りすることがございます。 |
料金 |
※麻酔代、薬剤代は別途組み合わせ次第 |
ダーマペン4
ダーマペン4とは、髪の毛よりも細い針を肌の真皮層に挿入し、創傷治癒力を高める美肌再生治療です。
肌の自己再生作用を高めることで、コラーゲンやエラスチンの生成が促されるため、毛穴の開きやニキビ跡、色素沈着といった肌トラブルの改善効果が期待できます。
ダーマペン4は、16本の極細針で毎秒1,920個の穴を皮膚に開けられるため、短時間での施術が可能です。
ダーマペン4は、クレーターや色素沈着などの症状がある場合でも、ターンオーバーを活性化させて通常よりも早く治癒できます。
▼ ダーマペン4の概要
所要時間 | 60分程度 |
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痛み | 少ない~普通 |
メイク | 24時間後から可能 |
通院回数 | 1ヶ月おきに5〜8回通うと効果的 |
ダウンタイム・副作用 | 赤みやヒリヒリ感が生じる場合がありますが、1〜2日程度で治まります。深めに治療を行った場合は、赤みが数日続く場合があります。 |
治療を受けられない方 |
その他お客様の肌の状態によっては医師の判断により施術をお断りすることがございます。 |
料金 |
|
フォトフェイシャル
フォトフェイシャルは、マイルドな光を肌に照射することで、肌のシミやくすみ、赤み、ニキビ跡、小じわ、毛穴の開きといった肌トラブル全般に効果が期待できる施術です。
シミやそばかす、色素沈着などの原因となっているメラニン色素の生成を抑える効果が見込めます。
また、フォトフェイシャルは肌の炎症や赤みを抑える効果が期待できるため、炎症を起こしたニキビにもアプローチできます。
フォトフェイシャルの光は、アクネ菌を生成させる「ポルフィリン」という成分に対して有効な波長を持つため、炎症性ニキビができにくい肌質を手に入れられるでしょう。
▼ フォトフェイシャルの概要
所要時間 | 45分程度 |
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痛み | 輪ゴムではじくような痛みが生じる |
メイク | 施術後すぐに洗顔・メイク可能 |
通院回数 | 3~4週間ごとに1回 4~5回がおすすめ ※1回でも効果を実感できる方が多いです。 |
ダウンタイム・副作用 | シミの分解によるかさぶたができる場合がある |
治療を受けられない方 |
その他お客様の肌の状態によっては医師の判断により施術をお断りすることがございます。 |
料金 | 初回価格 : 21,260円 2回目以降: 26,400円 3回セット: 72,600円 5回セット: 106,250円 |
【内服薬・外用薬】ニキビ跡の
治療方法と料金
できるだけ早く炎症を抑えてニキビ跡を治したい方は、内服薬や外用薬での治療を検討しましょう。
赤みや色素沈着がみられるニキビ跡と、クレーターやケロイドの症状が生じている場合では、取り入れるべき薬が異なります。肌に最適な成分の内服薬または外用薬を取り入れるために、皮膚科やクリニックを受診し、専門医に処方してもらいましょう。
内服薬や外用薬は、クリニックでの院内治療の効果を高めることも可能ですので併用をおすすめします。
MYビューティクリニックでは、ニキビやニキビ跡の改善効果が見込める「ニキビ内服薬(シナール+ユベラ+ピドキサール)」を1ヶ月分7,700円でご提供しております。身体の内側からアプローチして早くニキビ跡を治したい方は、ぜひご来院ください。
料金(税込) | ¥7,700 |
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悩み | ニキビ・ニキビ跡 |
部位 | 肌/顔/その他 |
副作用・リスク | 妊娠中はお控えください。 持病などがある方は医師にご相談ください。 |
【ホームケア・市販薬】自宅でのニキビ跡治療
赤みを帯びたニキビ跡など軽度なものであれば、市販薬を使用した治療で改善が見込めます。ニキビ跡の改善効果が期待される成分が配合されている市販薬を選ぶことで、より早く治癒できるでしょう。
さまざまな市販薬が販売されていますが、とくにニキビ跡の治療におすすめなのは、ロート製薬の「DRX AZAクリア」です。
市販薬といっても、クリニック限定スキンケアブランド「DRX®(ディーアールエックス)」の商品ですので、医療機関でカウンセリングを受ける必要があります。
MYビューティクリニックでは、オンライン診療も行っているため、医療機関に足を運ぶ時間がない方や、自宅にいながら市販薬を購入したい方はぜひご利用ください。
ニキビ跡治療の流れ
MYビューティクリニックにおけるニキビ跡治療の流れについて解説します。ご予約からカウンセリング、治療、アフターケアまでの流れをまとめたので、大まかな全体像を把握できるでしょう。
カウンセリング予約
WEBやお電話、LINEからカウンセリングをご予約ください。
来院・カウンセリング
ご来院いただき受付が完了したら、肌診断機でお肌の状態を確認するため、洗顔でメイクを落としていただきます。
肌診断機の結果をもとにカウンセラーと医師が患者様のお肌の状態や希望をお聞きし、最適な治療法をご提案いたします。
お肌に関する悩みや、施術について気になることがあれば、お気軽にご相談ください。丁寧にご説明いたします。
施術
お肌の状態や痛みなどを確認しながら施術を進めていきます。
施術中の痛みが気になる方は、麻酔クリーム、もしくは笑気麻酔を別途料金にて併用した治療も可能です。
▼ 表面麻酔
痛みが気になる方、初めての施術で恐怖心がある方は、表面麻酔をしてから実施します。 麻酔クリームをお肌の表面に塗って数分間置き、浸透させてから、施術を開始します。
追加料金:¥3,300
アフターケア
治療後に痛みやかゆみ、赤みなどの気になる症状があれば、お気軽にご連絡ください。
ニキビ跡治療に関する
よくあるご質問
ここでは、ニキビ跡治療に関するよくある質問に回答します。気になる項目があれば、ぜひチェックして疑問や不安を解消しましょう。
ニキビの炎症が重症化した場合は、皮膚の奥にダメージが届き、なかなか消すことができないニキビ跡として残ってしまいます。
クレーター状やケロイドのように赤く腫れあがっていたり、肌にへこみがあったりする場合は、自然治癒が期待できないため、医療機関を受診して適切な治療を受けましょう。
ニキビには、いくつかの種類があり、白ニキビ→黒ニキビ→赤ニキビ→黄ニキビという順に進行していきます。炎症を起こしていない白ニキビや黒ニキビであれば、生活習慣の見直しや抗炎症作用のある化粧品を取り入れることで改善される可能性が高いです。
しかし、炎症を起こしている赤ニキビや黄ニキビの場合は、ニキビ跡として残りやすいので、適切な治療を進めましょう。
いずれも麻酔(オプション)を使用できるので、痛みに不安がある方は医師や看護師、スタッフにご相談ください。
しかし、クレーター状になっていたり、皮膚が赤く腫れあがっていたりする場合は、繰り返し治療を受ける必要があるので治療期間も長引きます。
一般皮膚科では、基本的に抗生物質の内服薬や外用薬、ビタミン剤、漢方薬などの処方を行います。ニキビの炎症がおさまれば治療は終了し、予防治療やニキビができやすい肌質改善などの治療は行わない傾向にあります。
一方、美容皮膚科では根本的なニキビ改善を行い、クレーター状やケロイドなどの重い症状においても、美容医療機器を用いた治療が可能です。
クレーターになっている場合は、ニキビの炎症が強く、症状が重いため市販薬や生活習慣の見直しだけで完全に治すのは難しいでしょう。
まとめ
ニキビ跡の治療法として、市販薬や医療機関での内服薬、外用薬、美容医療機器を用いた治療などが挙げられます。
赤みを帯びたニキビ跡や色素沈着の場合は、比較的軽度であるため、市販薬や生活習慣の見直しで改善される可能性があります。
しかし、ニキビ跡が消失するまでに、半年〜1年ほどかかるので、早く治したい方やクレーターなどの重度な症状がみられる場合は、美容医療機器による治療を検討しましょう。
ニキビ跡の改善に効果が期待できる「エリシスセンス」なら、ダウンタイムや痛みを抑えて、美肌へと導くことができるので、美容クリニックでの治療がはじめての方にもおすすめです。