「赤みを帯びたニキビ跡がなかなか治らない」「目立つのですぐに消したい」「治療方法や正しいスキンケアの仕方を教えて欲しい」とお悩みではありませんか。
ニキビ跡の赤みは、半年〜1年ほどでターンオーバーによって消失しますが、時間が経っても治らない人やすぐに改善したい人もいるでしょう。
この記事では、赤みのあるニキビ跡をニキビ跡を消す方法について解説します。ニキビ跡に赤みが生じる原因や、セルフケア方法、治療方法、ニキビやニキビ跡の予防方法についてもまとめました。
この記事を読むことで、ニキビ跡の状態に適したアプローチ方法が明確になるので、適切なケアを進められるでしょう。
赤みのあるニキビ跡の原因
ニキビ跡が赤みを帯びる原因は、ターンオーバーの乱れによって皮膚の修復が正常に行われないことが挙げられます。
そもそもニキビ跡の赤みとは、ニキビの炎症によって受けたダメージを修復するために修復箇所に毛細血管が集中(増殖)している状態です。
皮膚の修復がスムーズに行われると、ニキビ跡が自然と消失します。しかし、皮膚の修復が正常に行われない場合、ニキビによって発生した赤みが皮膚に残ってしまうことがあります。
たとえば、免疫機能やバリア機能が低下していたり、ターンオーバーが乱れたりすると、皮膚の修復が正常に行われません。
自然治癒の過程でまた新たなニキビができてしまい、炎症を繰り返すことで皮膚修復が行われないケースもあります。
このように、正常に皮膚修復が行われず、肌に赤みが残ってしまった場合は、自然治癒が難しいため、赤みを消すために美容皮膚科やクリニックで治療を受けることを検討した方が良いでしょう。
赤みのあるニキビ跡を消す方法
赤みのあるニキビ跡は、お肌の内部で発生している炎症を鎮めて、肌のターンオーバーを繰り返すことで自然と消失する傾向にあります。
ニキビの炎症を抑えるために、「抗炎症成分」や「抗菌成分」が含まれた薬やスキンケアアイテム、洗顔料などを使用しましょう。また、色素沈着にならないように、紫外線対策を徹底することが大切です。
日常生活では、洗顔のときにゴシゴシと擦らずに丁寧に優しく汚れを落としましょう。炎症を起こしている状態で強い刺激を受けると、シミになったり、クレーター状の凹凸ができたりするので注意が必要です。
なお、早く赤みのあるニキビ跡を消すためには、肌のターンオーバーを促すことが重要であるため、生活習慣の見直しを検討してみてください。具体的には、「栄養バランスの整った食事を摂る」「睡眠の質を高める」「適度に運動をしてストレスを溜め込まない」ことが大切です。
ニキビ跡の消失には、半年〜1年ほどかかるといわれているため、根気強く向き合う必要があります。時間が経ってもニキビ跡が消えない場合や、なるべく早く改善したい場合は、医療機関での治療を検討しましょう。
赤みのあるニキビ跡を消すための
治療方法
医療機関で赤みのあるニキビ跡を治療していく方法は、「内服薬や外用薬による治療」「美容医療機器を用いた治療」の2つにわけられます。それぞれ詳しく解説するので、ニキビ跡の状態やご自身のご希望に合わせてご検討ください。
内服薬や外用薬による治療
できるだけ早く炎症を抑えるために、内服薬や外用薬での治療を検討しましょう。
成分 | |
内服薬 | ・トラネキサム酸 ・L-システイン ・アスコルビン酸 ・ビタミンE |
外用薬 |
|
ニキビ跡の赤みは、炎症が原因であるため炎症を抑える効果が期待できる「ビタミンC」や「L-システイン」がおすすめです。また、皮膚のターンオーバーを促すビタミンEを服用することで、ニキビ跡の改善効果が期待できるでしょう。
ニキビ跡が赤みを帯びているだけの状態と、クレーター状や色素沈着が見られる場合では、選択するべき成分が異なります。肌に最適な成分の内服薬または外用薬を選ぶために、皮膚科やクリニックを受診し、専門医に相談をしましょう。
美容医療機器を用いた治療
「赤みのあるニキビ跡を早く消したい」「ニキビ跡を治療して美肌になりたい」という方には、美容医療機器を用いた治療を受けましょう。
ターンオーバーを促す「エリシスセンス」は、ニキビ跡の赤みに最適な治療法だといえます。エリシスセンスは、髪の毛より細い針(マイクロニードル)を皮膚に挿入し、高周波エネルギーを照射することによって創傷治癒の力を引き上げ、美肌へと導くことが可能です。
コラーゲンやエラスチンが生成され、ニキビ跡や毛穴の開きへの改善効果が見込めます。
薬剤を皮膚の内部に直接浸透させられるため、ニキビの炎症を抑えたり、肌の凹凸を改善したりする効果も期待できるでしょう。
エリシスセンスの施術時間は90分程度と短く、痛みやダウンタイムも比較的抑えられています。はじめて美容クリニックで治療を受ける方にもおすすめの治療法です。
赤みのあるニキビ跡を作らない
予防方法
赤みのあるニキビ跡は、保湿ケアや紫外線対策などで予防することができます。
ここでは、赤みのあるニキビ跡を作らない予防方法について解説するので、ぜひ取り入れてみてください。
・保湿ケアを行う
・定期的に角質ケアを行う
・紫外線対策をする
・バランスの良い食事を心がける
・しっかりと睡眠を取る
保湿ケアを行う
肌が乾燥すると皮膚のバリア機能が低下し、紫外線や擦れなどの外部刺激を受けやすい状態になります。
すでにニキビの炎症によるダメージを受けている部分が乾燥すると、肌の回復が遅れる要因となるでしょう。肌の乾燥は、ターンオーバーの乱れも引き起こすため、ニキビやニキビ跡などの肌トラブルの治りが遅くなります。
高保湿成分が含まれた化粧水や乳液、美容液などを使用し、適度に油分を補うようにしましょう。スキンケアアイテムを購入する際には、下記の成分が配合されたものを選んでみてください。
高保湿成分 | 詳細 |
---|---|
セラミド | 肌への浸透性が高く、水分の蒸発を防ぎ、肌を外部刺激から守る |
ヒアルロン酸 | 低湿度でも保湿効果を発揮できる お肌の水分量を保ち、肌の細胞の弾力性を維持するのに役立つ |
コラーゲン | 潤いのある肌へと整える |
定期的に角質ケアを行う
赤みを帯びたニキビ跡を予防するために、角質ケアを定期的に行いましょう。古い角質が皮膚内部に残ったままだと、肌のターンオーバーが乱れるだけではなく、毛穴詰まりを起こし、新たなニキビができやすくなります。
肌細胞が生まれ変わるサイクルが乱れてしまい、ニキビの炎症が重症化しやすくなるでしょう。赤みのあるニキビ跡から、色素沈着やクレーター、ケロイド状へと進行してしまう恐れがあるので注意が必要です。
スクラブや強いピーリング剤を使用した角質ケアでは、却って肌に負担をかけるので、塗るタイプの角質美容水などの刺激の少ない角質ケアアイテムを選びましょう。また、角質ケアをした後には、必ず保湿ケアも行い、肌へのダメージを防いでください。
角質ケアは美容クリニックでも実施可能です。
代表的なものとしては、サリチル酸ピーリングやハイドラジェントルがございます。
紫外線対策をする
紫外線は、メラニン色素の生成を促すため、シミや色素沈着を引き起こす可能性があります。また紫外線は、肌へのダメージが強いため、ニキビの炎症を起こしている部分に浴びると刺激が加わり、悪化する可能性があります。
紫外線は日差しの強さに関係なく、年中出ているので季節を問わず日焼け止めや日傘、帽子などで対策しましょう。
紫外線対策は、ニキビの悪化を防ぐことに加え、ニキビ跡の対策にもつながります。
バランスの良い食事を心がける
赤みを帯びたニキビ跡を治すには、身体の内側からのケアも大切です。偏った食生活を送っていると、肌のターンオーバーが乱れて、ニキビができやすくなったり、ニキビ跡がなかなか治りにくくなったりします。
甘いものや油ものをなるべく控えるようにして、栄養バランスの良い食事を心がけてみてください。ニキビ跡の改善に役立つ栄養素と豊富に含まれている食材を下記にまとめたので、積極的に摂るようにしましょう。
栄養素 | 働き | 豊富に含まれている食材 |
---|---|---|
タンパク質 | 肌、血液、筋肉、骨などの体を構成する細胞をつくる | 肉(鶏のむね肉・ささ身、牛や豚のヒレ肉・もも肉など) 魚(サバ、アジ、イワシなど) 卵 大豆、大豆製品 乳製品 |
必須脂肪酸 | 肌の乾燥を防ぐ | 肉(牛ロース、豚ロース、鶏皮など) 魚(ウナギ、サンマなど脂の多いもの) 植物油(ヒマワリ油、エゴマ油、オリーブ油など) 種実類(マカダミアナッツ、松の実、クルミ、ゴマなど) |
食物繊維 | 腸内環境を整え、ニキビの原因につながる便秘を防ぐ | 穀類(雑穀米、全粒パン、蕎麦) いも類(こんにゃく、サツマイモ) 豆類(納豆、おから、いんげん豆、小豆) 野菜類(大根、カボチャ、ゴボウ、ブロッコリー、モロヘイヤ) きのこ類(しいたけ) 藻類(ひじき) |
ビタミンB群 | 皮膚や粘膜を健康に保つ | レバー ウナギ、カツオ、マグロ 卵 牛乳 納豆 乳製品 |
ビタミンC | コラーゲンを生成し、メラニンの生成を抑える | 果物(アセロラ、キウイ、柑橘類、柿、マンゴー、イチゴなど) 野菜(パプリカ、ブロッコリー、芽キャベツ、ピーマン、豆苗、ゴーヤーなど) |
ビタミンA | 皮膚や粘膜を健康に保つ | レバー 卵(卵黄) 緑黄色野菜(ニンジン、ホウレンソウ、カボチャなど) |
ビタミンE | 脂質の酸化を防いだり、血行を促す | アーモンド 植物油(ヒマワリ油、菜種油など) アボカド |
出典:「日本人の食事摂取基準(2025 年版)」 策定検討会報告書
しっかりと睡眠を取る
睡眠時間が不足している場合、成長ホルモンが分泌されにくくなり、肌のターンオーバーの乱れにつながります。
肌のターンオーバーが乱れると、皮膚に古い角質が残ったり、ダメージを修復しにくくなったりといった悪影響を及ぼします。十分な睡眠時間を確保できていても、良質な睡眠がとれていない場合は、ターンオーバーの乱れが起こるため、睡眠の質の改善を図りましょう。
たとえば、就寝の2〜3時間前に入浴を済ませたり、週に2〜3回ほど運動をして肉体的な疲労感を得たり、スムーズに寝付けるように入眠導入音楽を利用するなどさまざまな方法があります。
寝つきが悪い方や眠りが浅い方、朝スッキリと目覚められない方は、睡眠の質の向上に向けてさまざまな方法にチャレンジして、自分に合うものを見つけてみてください。
赤みのあるニキビ跡に
関連する質問
ここでは、赤みのあるニキビ跡に関連するよくある質問に対してQ&A形式で回答します。気になる項目があればぜひチェックしてみてください。
しかし、皮膚の内部で炎症を起こしていたり、ターンオーバーが乱れていたりすると、治りが遅くなるでしょう。少しでも早く赤いニキビ跡を治したい方は、医療機関で内服薬や外用薬を処方してもらう、あるいは、美容クリニックで医療機器を用いた施術を受けるなどの治療を進めましょう。
一方で、クレーターのように肌に凹みができていたり、赤く腫れあがっていたりする場合は、自然に消える可能性が低いです。
美容クリニックを受診して、医療機器による適切な治療を受けましょう。
炎症によってダメージを受けた細胞を修復するために血管が拡張しているため、肌の表面が赤く見えます。修復が完了すれば血管の拡張がおさまり、赤みが軽減されるでしょう。
しかし、エリシスセンスのような美肌治療を受けると、治りを早めることができるので少しでも早くニキビ跡を改善したい方は検討してみてください。
肌にダメージを与える活性酸素を中和し、ニキビの炎症を抑えたり、赤みを改善したりするので積極的に摂取しましょう。ビタミンCは、食事やサプリメント、化粧品などで気軽に摂取できます。中でもエリシスセンスという美肌治療を受けると、皮膚の内部に直接ビタミンCを浸透させることができるので、より早い段階での改善が見込めます。
しかし、ポテンツァの次世代機器と呼ばれる「エリシスセンス」の方が、ニキビ跡の治療に適しています。エリシスセンスは、皮膚の真皮層にマイクロニードルを挿入し、高周波エネルギー(RF)を照射することで、コラーゲン再生を促進して肌質改善が見込める治療です。創傷治癒の力がはたらき、ニキビ跡や毛穴の開き、小ジワ、たるみなど様々な肌悩みにアプローチできます。
また、古い角質が溜まりにくくなり、皮脂の排出がスムーズになるため、ニキビの発生を抑制する効果も見込めます。
まとめ
赤みを帯びたニキビ跡は、比較的軽度ですので半年〜1年ほどで自然に消える傾向にあります。
ただし、ターンオーバーが乱れていたり、炎症のある患部に刺激を加えたりすると、重症化し、治りにくくなるので注意が必要です。食事や運動、睡眠などによって肌のターンオーバーを促し、正しいスキンケア方法を押さえることが大切です。炎症の悪化を防ぐためには、医療機関を受診し、内服薬や外用薬での治療を進めましょう。
最新の美肌治療である「エリシスセンス」は、お肌のターンオーバーを整え、赤みを帯びたニキビ跡の改善効果が期待できます。「ニキビ跡を早く治したい」「美肌になりたい」という方は、エリシスセンスの施術を受けて、理想の肌を手に入れましょう。