美容コラム

疾患治療 2022.12.22

多汗症の治療

多汗症とは

手のひらや顔・頭部・脇・足のうらの限局した部位に多量の発汗がみられる疾患です。

全身に汗が増加する全身性多汗症と体の一部に汗が増える局所多汗症があります。

 

症状

日常生活に支障を来すほどの過剰な発汗です。

症状の重い例では、したたり落ちるほどの発汗が見られます。

多量の汗が出て、ハンカチが手放せなかったり、紙が濡れてくしゃくしゃになったり、スマホが壊れてしまうなど日常生活に支障が出てしまいます。

 

原因

全身性多汗症の場合は甲状腺機能亢進症や糖尿病などが、局所性多汗症の場合は精神的な緊張や末梢神経の損傷などがあげられます。

このように、何らかの疾患によって引き起こされる多汗を、「続発性多汗症」といいます。

 

多汗症の予防方法

食生活の改善 

生活習慣の改善 

リラックスできる時間を作る

 

多汗症の診断基準

1.発症が25歳以下である。

2.左右対称性に発汗が見られる。

3.睡眠中は発汗が止まっている。

4.週1回以上多汗のエピソードがある。

5.家族歴がある。

6.それらにより日常生活をきたしてしまう。

 

局所的に過剰な発汗が原因が明らかでないまま6ヵ月以上認められ、以下の2項目以上があてはまる場合を多汗症と診断する。

 

 

治療方法

何らかの基礎疾患が原因で多汗症状が出ている場合は、基礎疾患の治療が優先されます。

原発性多汗症に対しては治療ガイドラインが定められ、手のひら、足の裏の原発性多汗症には、まず、塩化アルミニウムという外用薬の塗布などがあります。

それで効果が見られない場合は、ボツリヌス毒素局所注射療法があります。

また、内視鏡で胸部の交感神経を遮断する手術療法を選択することもあります。

脇の原発性多汗症に対しては、まず、塩化アルミニウム外用薬による治療を行い、効果が見られない場合はボツリヌス毒素注射療法が選択されます。この場合のボツリヌス毒素注射療法は2012年に保険適応が認められました。

当院では、診断基準を満たしている方に保険診療でのご対応もしております。

医師の判断により、自費でのご案内になる可能性もございます。

 

MYビューティクリニック
東京都中央区銀座7-4-15 RBM銀座ビル4階
銀座駅B9出入口・C3出入口徒歩4分
TEL:03-4565-0107
診療時間:10時~19時(土日祝日含む)

ご予約はWEB/LINE/お電話にて承っております。

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Supervising Doctor

監修医師

院長 喜田村 勇大朗

美容医療を通じて美しさを最大限引き出し、皆様を笑顔にすることが私のポリシーです。年齢を重ねることでシワ・たるみなどのエイジングが生じます。

しかし、お一人おひとりによってご状態やライフスタイルは異なります。
画一的な治療ではなく、解剖学に基づいた最適なオーダーメイド・アンチエイジング治療をご提供しております。

形成外科専門医・大学病院医局長として勤務した経験から、エビデンスのあるハイセンス・ハイクオリティな施術をぜひご体感ください。

院長 喜田村 勇大朗

経歴

2016年
高知大学医学部医学科 卒業
2016年
岡山大学病院 聖マリア病院
2017年
岡山大学病院 東京北医療センター
姫路赤十字病院
2018年
東京大学医学部附属病院
形成外科・美容外科(専攻医)
2019年
東京大学医学部附属病院
形成外科・美容外科(特任臨床医)
2020年
埼玉医科大学国際医療センター
(病棟医長・助教)
2021年
埼玉医科大学国際医療センター
(医局長・外来医長・助教)
2022年
埼玉医科大学総合医療センター
(再建外科担当・助教)
2023年
都内美容外科クリニック
(豊胸・ボディ形成専門医)
2024年
MYビューティクリニック 院長

資格等

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